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赤司家の兄妹【黒バス】

第1章 ひとつの光





「入るよ」


──カチャ。

午前6時。
静まりかえった部屋の中。
辛うじて聞こえるのは鳥の鳴き声。
カーテンが日光を遮り、未だ部屋は暗い。

「…起きてる?」

「……」


毎朝、決まった時間に部屋の扉が開く。
聞き慣れた声で目が覚めるようになってしまった。

スタスタと。足音はいつも私の隣で停止。

「…璃依」

切なげな声。
起きてないのを確認してから
音を殺してゆっくりとベットへ侵入。


目を開けたら。
もう来てくれない気がして。

困惑と恐怖で、寝たフリを続けている私。
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