第3章 ヒメタオモイ*
外はまだまだ夏模様。
夏がもうそろそろ終わるというのに、
気温はまだまだ暑い。
よし、
いつもより歩調を早めて
急ぎ足で学校へ向かう。
道路を一直線に歩いたら歩道橋
その上で欠伸をしながら眠そうに
のんびり歩いている色黒男子発見
青峰大輝[アオミネダイキ]
恵まれた体格をもつバスケ部のエース
自信家で横暴な面もあるが、優しい男の子
遅刻組仲間の青峰くんは遭遇する確率が高い
そっと駆け足で忍び寄る
そのまま背中に突進
「どぅわっ!?」
大きな体が右にぐらついた
瞬時に振り返って互いの視線が交差
「おっはよーー」
「なんだ、璃依かよ!
ビックリさせんじゃねぇ!」