第2章 兄と妹
「璃依っち、なんか楽しそう」
見慣れた店内。
最近よく聞く音楽が流れている。
店内を占めるのは、ほぼ学校帰りの学生。
涼太が商品を受け取ってこっちへ来た。
道を通るだけで、女の子たちは目を奪われる
そりゃそうだ
もうオーラが違うもん
二人分、にしては多い食べものがトレーに並ぶ
いかにも軽そうなカバンを隣の席へ
前の席に座る涼太
「やっぱりモデルが二人いると気づかれるのも早いっスね~」
いやいや絶対私関係なかったでしょ
と直ぐにツッコミ
「それよりありがと!
遠慮なくいただきまぁーす」
「で、なんでそんな楽しそうなんスか」
「ちょっと、昔のこと思い出しちゃって」
包み紙を捲り、いざハンバーガーとご対面。
パクリ
溢れ出す肉汁
みずみずしいトマトの酸味
口を離す間際に伸びる甘いチーズ
やっぱりハンバーガーはこれに限る!