第2章 兄と妹
「っ、はぁ…はぁ、」
3分間──
全力で走るのは運動不足の私にとっては辛い
さっきまで肌寒かったのが嘘のように熱い
何とか撒いたっスね
と言いながらキラキラ笑顔
なんでそんな平気そうなの
「璃依っち、体力あるもんね~
ご褒美で俺の奢り!」
「はぁ…はぁ、お陰様で、こっちは汗だく、よ…
…トマトチーズバーガーセットで」
「かしこまりましたー
座ってていいっスよ」
「お言葉に甘えて…」
イキイキした彼は注文へ
ヘロヘロの私は席へ
奥の右から2番目
全面窓ガラスで、外は木々しか見えないけど
何となく落ち着く席である。