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赤司家の兄妹【黒バス】

第1章 ひとつの光




そんな時間も束の間。



母さんは俺の前から消えた。

苦しいはずなのに。
辛いはずなのに。

最期は俺の方を見つめて。
ごめんね。と。


俺は一生忘れない。



毎朝母さんの前で手を合わせる。

静寂した室内。線香の匂いが鼻を通る。
写真に映る、綺麗な顔立ちの母。




──── もう、母の声は聞こえない。





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