第1章 ひとつの光
茉莉さんが家に来てから食事は作ってくれている
料理人が作ろうとしたら
子どもには手料理を食べさせたいと断固拒否
最早キッチンは茉莉さんの領域
「ご飯美味しいの、待ってる」
「いやーーん♡
可愛いわぁぁぁ♡」
なでなでなでなで。
「茉莉さん、」
しなやかな手を止める。
茉莉さんなりの愛情表現。
「こら、お母さん、でしょ」
頬を膨らませているのも可愛い。
思わずクスッと笑みがこぼれる。
「はい、母さん。お風呂入ってくるね」
「んーーー♡可愛いーー♡♡」
なでなでなでなで。
可愛らしくて好きだけど、
中学生の俺としては少し恥ずかしいものがある。
茉莉さんは張り切って夕食準備に取り掛かる。
その間に俺は浴室へ。