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赤司家の兄妹【黒バス】

第5章 暗雲低迷





「もう、待たなくていい」



サッと風が吹き荒れる。
月明かりに照らされた征くん。
恐ろしく綺麗な顔。


不安が過ぎる。
嫌な予感は。的中。




「“兄妹”に、戻ろう」


「────」




愕然。


視界が滲む。
胸が苦しい。



「っ、や…だ、やだ、戻れない、」





悲しい恋の結末は。見えないのか。




視線が交じる。
大きな瞳に映る兄の物悲しそうな笑み。


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