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Vampire kiss(太輔)

第2章 想い


太輔「遅くなってごめん」


俺は深々とみんなに頭を下げた。


裕太「ガヤ遅いよ」
俊哉「ガヤさんいないと仕事始まんないよ」
高嗣「やっと来た」
健永「遅かったね」


口々に文句を言うメンバー。


太輔「本当ごめん」
宏光「藤ヶ谷が遅れるとか珍しいね」
渉「何かあったのかって心配したよ」
裕太「何してたの?」
太輔「あ………えーと………」


ちゃんと逢っていたとは言えず、俺は口ごもった。


宏光「なーに藤ヶ谷、彼女でもできた(笑)」
俊哉「そういえばこの前、人間がどーのとか言ってなかったっけ?」
裕太「人間の彼女?」
高嗣「えっガヤ、人間と付き合ってるの?」
健永「ほんとに?」
太輔「まぁ………その………」
渉「誰と付き合ってもいいけど、時間は守らなくちゃ」
太輔「うん、そうだね……」
裕太「で、ガヤの彼女ってどんな子?かわいい?」
太輔「いや………だから………(汗)」


みんなの質問を誤魔化していると、俺の携帯が鳴った。

それはちゃんからだった。

メールを見てみる。


《太輔くん、仕事大丈夫だった?怒られたよね……

私も気づかなくてごめんね。

今日、太輔くんと話ができて楽しかったよ。

またいろいろ話聞かせてね。

それでは仕事がんばってね!!




メールを見て俺は思わず顔がニヤけた。


宏光「ん?その顔は彼女からのメールしょ!!」
太輔「あっ、いや…………これは………」
裕太「誤魔化しても無駄だよ(笑)」
俊哉「顔に出てるもんね(笑)」


俺は慌てて携帯を閉じた。


裕太「何?俺達の間で隠し事はないでしよ」
宏光「そうだよ。白状しちゃった方が楽だよ」
渉「俺にも言えない子と付き合ってるの?」



仕方ないので、ちゃんの事をメンバーに話した。



俊哉「そんなに可愛い子だったら、俺達もお・と・も・だ・ちなりたいわ(笑)」
裕太「ガヤ、写真とかないの?」
太輔「写真はないかな(汗)」
宏光「藤ヶ谷、今度のコンサートにつれてきてよ」
太輔「えっ?コンサートに!俺まだアイドルやってること話してないんだけど……」
高嗣「コンサートまでまだ日にちあるじゃん」
健永「まだまだ話する機会は充分あるよ!」


メンバーの押しに負けて、次のコンサートにゃんを呼ぶ事になった。
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