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Vampire kiss(太輔)

第5章 ヴァンパイア


ー数週間後ー


私は昼間の仕事を辞め、今は太輔たちの仕事を手伝っている。


裕太「やっと終わったぁー!」
「お疲れ様」
宏光「疲れたよー」



こんな風にみんなと一緒に過ごしていると、ヴァンパイアになったのが夢だった様に思える。



俊哉「じゃ、オアシスへLet's go!」
健永「行こ行こ!」
高嗣「ちょっ、置いてくなよ」
渉「ニカ、携帯忘れてるぞ!」



人間の姿でいると、何一つ変わっていないのだから………



太輔「、早くおいで。置いてくよー(笑)」



けど、私はヴァンパイアになった。

鏡に写らないのが、その証拠。



「待ってよー」



私はヴァンパイア

彼もヴァンパイア


もう何も悩む事はない。




太輔「今日は何にするの?」
「う〜ん、ホットミルクティーかな(笑)」
太輔「はそればっかじゃん(笑)」
「だって木村さんが入れてくれるミルクティー、美味しいんだもん(笑)」


ほんの数週間前は、こんな穏やかな気持ちで彼の隣にいれるとは思わなかった。



「太輔」
太輔「ん?」
「クスっ、なんでもないよ(笑)」
太輔「何それ(笑)」



あの時ヴァンパイアになると決めた事、本当に良かったと思う。






彼の笑顔が、そう思わせてくれる。





ーendー


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