• テキストサイズ

aglaia

第13章 多忙


しかしそれは独特な構えだった。そして相手は攻撃を仕掛ける。



相手は独特な攻撃を繰り出してくる。冬華は見慣れないながらもなんとかかわしていく。だが冬華はこの攻撃スタイルに覚えがあった。



  

「…これはまさか」




彼が使っているのはおそらく酔拳だろう、酔拳とは酔っているように攻撃を仕掛ける中国武術の一つである。




「そうさ、俺は酔拳の使い手。酔えば酔うほど力が増す。いくぜ?おーらよっと」





そうして真田はさらに攻撃を仕掛けていく。それまで冬華はかわしていたが、初めて1撃くらってしまう。





「うわっ!!」



ドサッ



「あーくらっちまったなぁ。さぁ立てよ、まだまだやろうぜ?」



冬華はすぐに体勢を取り直す、一撃くらったものの、いつも以上に冷静だ。




「さすが、幹部だけのことはあるわね。でも、もうあなたの攻撃は見切ったわ!もうあなたは1撃も私に当てられない!」



「はは!何をいうかと思えば、見栄を張るのはやめるんだな」



「本当に見栄張ってるのかどうか、すぐにわかるわよ」




「そうか、じゃあどんどんいくぜ?」





そう言って真田はまた独特な攻撃を繰り出していく。
だが冬華は次々と交わしていく、そして






/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp