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aglaia

第9章 original birthday



「……え?」











ドアを開けた冬華は固まった。いないと思っていた夏がいたのだ。しかし固まった理由はそれだけではない。彼はシャワーを浴びた後だったのか上半身裸だったのだ。修行中にコスチューム越しに彼の身体を見たことはあったが直接みるのは初めてだ。そこには1日2日じゃつかない修行で鍛え上げられた無駄のない筋肉があった。
さらに自慢のサラサラ金髪ヘアが程よく濡れており筋肉と合わさって色気を感じさせる。しばらく固まった後に冬華は慌てたように口を開いた。






「……ちちちちょっと!!いるなら言ってよね!びっくりしたよ!」



顔を赤くしながら伝えると






「なに?シャワー中だったんだよ。無茶にも程があるぜそりゃあ。」





「そ、そう。それは仕方ないね。後で聞きたいことあるから、終わったらリビング来てね!待ってるから!」








「……おい!」







冬華はそう言うと夏の返事を聞く前にリビングへと向かって行った。   







「なんなんだよ、あれは」








夏は冬華の焦った様子にわけもわからず呆然とした。





一方冬華は




(あーもうびっくりした!男の人の裸なんて、創月のを何回か見たことあるじゃない!私らしくないこんなの!)





そう考えながらも




(…ジャニーズ系だから変にドキドキしたのかな?)




そう結論を出しリビングへと辿り着いた。








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