第8章 夏風邪
次の日の朝___
冬華の熱は下がり、元気になった。
「夏にお礼言いに行かなきゃっ!」
そう言って冬華はリビングに移動した。
リビングに移動すると夏はコスチュームを着て水を飲んでいた。
朝から修行しに行ってたようだ。
「夏おはよう、熱はもうないみたい。すっかり元気だよ!昨日はありがとう!」
冬華は明るい声で話した。
「……ふっそうか。」
夏は言葉こそ少なかったがそう言うと微かに微笑んだ。その後リビングを後にした。
…トクンッ
夏の笑った顔を見た冬華は胸が高鳴る
だんだん早くなる鼓動に戸惑い___
(なんなの、この気持ち。)
と冬華は自分に問いかけたが感情の正体はわからなかった。