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東方×暗殺教室

第4章 暗殺の時間


その流れで山の方まで突き抜けたが、途中で唯臣にネタばらししてないと思い出し減速すると、不審な黄色い紐のようなものが目の前を過った。それはするりとレイの腰のあたりに巻きつくとそのまま宙に浮かせた。それには流石のレイも面食らって驚きの声を漏らした。数秒の滞空時間を経てレイはまた 3 - E の自席に座っていた。ぱちり、と瞬くとレイの目の前には水色のツインテールがいた。思わずガタリと椅子を鳴らし一歩下がる。
「えーと、今のがあのタコみたいなのの仕業?らしいよ・・・?」
(マジですか、スペックの上がり具合が凄い)
 そこからはエンドの E 組らしくとんとん拍子に話が進み、賞金百億に釣られたのか、何人かは既に奴を殺す算段を立て始めている。これ以外の道具は使えない、と言われ渡されたゴムのような素材のナイフと BB 弾のようなものの詰まった銃。
「うっわぁ」
 一年間クソめんどくせぇ。そう言った言葉に偽りはなかった。しかし本当にそうだとしたら多少つまらないと感じていたこの世界にも張り合いが出るというものだ。
 レイは笑顔を浮かべた。あの超生物かしたアイツとまともにやりあう気は毛頭ないが。それでも自分が楽しい範囲でなら自分の人生に組み込んでやろう、どうせこれが終われば自分は帰る予定だし、と。
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