第18章 永遠にキミを
あの仕事着に着替える
「わあ、やっぱり可愛いデザインだなぁ…」
一見シンプルに見えるデザインだけど、胸元や袖、裾にはレースがあしらわれていて…
でもフリフリし過ぎて無くて、動きやすい。
あとはスカート部分がとってもふんわりしていて可愛い。
「でも、スカートが少し短いかも…」
着慣れているワンピースは膝くらいまでの長さがあるけど、この服は太もも辺りまでの長さしか無い。
「あっ、これを履くのかな?」
仕事着と一緒に入れらていたのは、露わになった太ももを覆う程の長さのある靴下だった。
「へー、すごいなぁ。現代の服ってこんな感じなのね…」
靴下を履く。着替えは済んだと思っていたら、箱の底にまだ何か入っていた。
「あれ?これってガーターベルト?珍しいなあ。ドレスを着るときは付けてたけど、こんなに短いワンピースでも使うのね。」
一度下着を脱ぎ、ガーターベルトをしてから再び下着を付ける。
「ガーターベルト、見えてるけど…」
ドレスを着るときにも使うけれど、それはスカートに隠されて見えなくなる。
けれどこのワンピースは短くて、ガーターベルトが裾から見えていた。
「これで合ってるのかな…?なんか恥ずかしい。現代の服って少し恥ずかしいのね…」
着替えを終えて全身鏡を覗く。
「多分大丈夫かな…?でも、きっとアーサーは現代の服装に詳しいと思うから、間違ってたら教えてくれるわよね…」
……
衣装室から出ると、アーサーは私の部屋の窓から外を眺めていた。
「アーサー?着替えたけど…」
声を掛ける。
「んー?お疲れサマ。わーお…」
私の姿を見て驚いた様子のアーサー。
「着方、合ってる…?こんなに短いスカートを履くのは初めてだから…」
おずおずと尋ねると…
「それ、ホントに仕事着?なーんかやらしー。」
「やらしいの…?私間違えたかな…?」
「あー、そういえば海外の一部の街ではこういうのが流行ってるって聞いたことあるなー。でも、ちょーっとスカート短過ぎない?それに…」
アーサーが私の太もものガーターベルトを触る。
「コレとか…ほんと、やらしーよね」
太ももを不意に這う指にピクリと反応する。
「くすぐったい…!」