第18章 永遠にキミを
「んっ…ぁっ」
押し倒されたまま深く口付けられる
「かわいー声…そんな声出されると、ますます止まらなくなる…」
アーサーが私の胸元のボタンを外し、首筋に吸い付く。
「やっ…アーサー、待って…」
「待たない。ねぇ…咬んでもイイ…?君から甘い匂いがして、我慢出来そうにない…」
アーサーには目覚めた後から精力は分けて貰って居た。
けれど、アーサーの食事は私の体力が戻るまでしないつもりだったらしく、咬まれるのは2世紀振りで…
首筋に触れる彼の舌と牙の感触が久しぶりで、余計にドキドキする。
「んっ…咬むのはいいけど、今は待って…」
私がアーサーを制する。本当は早く食事をさせてあげたかった。
けれど今日は部屋に伯爵が来てくれる予定で、咬まれてしまうときっと私も理性が保てなくなるのがわかっていたから…
アーサーは伯爵が来ることを知らない、それを早く伝えなきゃいけないのに…
「だから、もう生殺しはナシでしょ…?キミが欲しくて堪らないの。
久しぶりに咬まれるのが怖いなら、そんなこと考えられなくなるくらい気持ち良くしてアゲル…」
耳元で囁かれ、その甘い響きに身体が痺れる。
「ぁっ…アーサー、耳元で囁かないでっ…!」
「ふーん?キミは耳が弱いんだ?」
そのまま耳に息を吹きかけられ、耳たぶに甘く噛み付かれる
「やだっ…!あっ、ひゃんっ…」
ピクピクと反応する私を見て満足気に微笑みながら、噛んだ耳を今度はゆっくりと舐めるアーサー。
耳元で水音が鳴る、その音も感触も気持ちよくて
逃げるように身体を反らせベッドのシーツを掴んで耐える。
もうダメ、これ以上されたら…
耳に聞こえるやらしい音と舐められる快楽に瞳に生理的な涙が滲む。
「泣くほど気持ち良かったのー?キミってほーんと…
最高にはしたなくて、最高に可愛い…」
私を見下ろすアーサーが意地悪な微笑みを浮かべる。
「お願い、これ以上は…」
そんなアーサーに懇願するも…
「えー?楽しいのはココから、でしょ?
キミの乱れたやらしー顔、もっと見せて…」
再びアーサーが覆い被さってきて、今度は私の首筋に舌を這わせる
「あっ…!」
この流れは不味いっ…!