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落花

第16章 距離と想い




そのまま、俺の手は彼女の着ているブラウスのボタンを外す。


「やっ!アーサー、待って…!」

可愛い声で抵抗するキミ。

俺の手や唇にピクリと反応する身体も、

真っ赤に染まった頰に潤んだ瞳も愛しくて堪らない。


欲しい。


ブラウスのボタンを外し終えた俺は、露わになった首筋に牙を突き立てる。


キミが欲しい。アナスタシア。


少し乱暴に咬みつくと…


「やっ!あ、あぁぁぁっ!」


一瞬後に、一際大きく身体を仰け反らせた彼女が甘い声を上げた。


可愛くて堪らない。

咬みつきながら、彼女の身体をなぞるように手を回し背中の下着のホックを外す。


彼女の胸が露わになると、その柔らかな肌にキツく吸いつく。

そのたび白い肌には赤く花が咲き、ますます乱れる彼女に我慢が出来ない。

この柔らかな胸も、ピンクの蕾も…全部、俺のものにしたい。

指と唇、舌を何度も彼女の肌に滑らせ彼女の甘い声を聞き…


「もー限界。キミのこと、抱かせて。」


耐え切れなくなり、彼女の中心に手を伸ばす。そこは下着の上からでもわかるほどぐずぐずに蕩けていた。


「やだぁあっ…アーサー…!」

甘い声を上げ、快楽に染まった瞳から大粒の涙を流す彼女。


キミを抱きたい。

もう一度首筋に唇を寄せると


「っ…!」

彼女の肌とは違う、冷たいガラスに触れる。


これは…彼女の……

‘それ’に気が付き、思考が停止する。


俺の瞳に映ったのは、快楽に歪んだ彼女の綺麗な顔と


その首から下げられた、灰色の小瓶だった。









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