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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第6章 ♢悔いなき選択♢




ーーーーー


大量の蒸気に気づき
その場所へ急いで向かうエルヴィンとミケ

「あれは巨人を倒した蒸気…」

「一度にあの数を倒すとは…奴らか?」


蒸気と雨の中
生きている兵士がいないか探す2人


「おい!誰か生存者はいるか?」

エルヴィンの声に
抱き合っていた2人はパッと離れる

「リヴァイ!」

その場にまた座り込んだリアの
前に立ったリヴァイに気づき
エルヴィンは声をあげる

「リアもいたか!…生き残ったのはお前たちだけか?この巨人の死骸はお前たちだけで」

リヴァイの後ろに座り込むリアにも気づき
安堵したように近づいてくる

だが、次の瞬間


ードガッ!


リヴァイがエルヴィンに掴みかかり
エルヴィンは落馬した

ミケが急いで駆け寄ろうとするが

「来るな」

そう圧力をかけて言うリヴァイに圧倒された

「リヴァイ…」

リアは立ち上がることも出来ないまま
リヴァイを見つめる

「エルヴィン…てめぇを殺す。その為にここにいる」

そう言いリヴァイは
刃をエルヴィンの首にかける

「彼らは…死んだのか…そうか」

少し悲しんでいるかのように見えた
エルヴィンの表情にリアは少し驚く
彼はもしかして…

「ニコラス・ロヴォフに関する書類だー」

そう言ってエルヴィンの懐から出されたのは
ファーラン達と必死に探していたロヴォフの書類だった

そこから話されたことに衝撃を受ける
私たちはただ利用されていた?
ロヴォフからも…エルヴィンからも…
こんなことって…

「…アイツら命捨てるのに割にあわねぇ。くだらない駆け引きに巻き込まれたもんだ…てめぇもな」

リヴァイはリアと同じ事を考えていたようで
冷たくそう言い放つと
エルヴィンの首にかけていた
刃を上げ、振り下ろした


ーヒュッ
ービシャッ




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