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【黒子のバスケ】お菓子みたいに甘い人

第4章 結末は…甘く


「オレもーチサトちんが大好きだよー」
「…え?でも…」
「なんかー勘違いしてる?あの人はー」

待ってよ!チサトちん!
ー『…ねぇ、あの子なんでしょ?サプライズの相手。多分…勘違いしてるんじゃない?』
ー『…なにを?』
ー『私たちのことよ!!浮気したって思われたかもよ?早く行ってあげた方が…』
ー『!!』
ー『2人でちゃんと来てねー!!』

「サプライズ?」
「そうー1年記念で手作りお菓子プレゼントしようと思ってー」
「覚えててくれたの?」
「チサトちんの好きなお店でオリジナルのお菓子作れるって言うから。あの人そこの人。」
「…え。そーなの?…本当に勘違い?」
「うん。そーだね。走って逃げた時は焦ったけどー…可愛いーチサトちん見れたから良いかなー」
「…え…」
「焼きもち妬いてくれたんでしょー?可愛かったしー嬉しかった」

チサトちんからサプライズプレゼントだーと嬉しそうにしてる敦くんを見てると不安にさせてたのかもしれないと思った。

「…ごめんね…いつも敦くんは素直な気持ち言ってくれるのに。不安にさせてたよね。」
「恥ずかしがってるチサトちんも好きだよ。」
「…わ、私も敦くん大好きだよ。」

ふと、疑問に思い
「それにしても…よく私がここにいるって分かったね?」
「…それは、分かるよー初めてデートしたとこだしー」
ー本当はここにいて欲しいって思いながら来たんだけど…男に囲まれてるチサトちんを見つけた時はヒヤリとした。

「ほんとー危なっかしくて1人にできないしー」
敦くんはそう言うと私の手を引きベンチに腰掛けると自分の足の間に私を座らせ後ろから抱き込む。

前を見ると夕日がすごく綺麗に沈んでいくところだった。

「チサトちん…」
「うん?」と言って横を向くと
ちゅっ、と頬にキスされ、そのまま唇にもキスされる。

「いなくならないでねーずっとそばにいてよ。」
切ない声で言われ私は敦くんの頭を抱えるように抱きしめる。

「うん。ずっと一緒にいよう。大好きだよ。」




後日あの綺麗なお姉さんのお店に2人で行くと…敦くんの私好み満載の手作りお菓子を見せられ、愛されてるわねー若いっていいわーとからかわれ恥ずかしい思いをすることになるが…それはまた別のお話。
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