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【ONE PIECE】RULER OF OCEAN

第3章 斧手のモーガン





 そして、時は巻き戻る。











 約束したんだ.........!!!



 おれはこんな所でくたばる訳には...!!!!



「射殺しろ!!!」



 モーガンの指令で、銃の引き金に掛けられた海兵の指に、力が籠る。乾いた破裂音が響き、弾が高速で飛んできた。これでもかと目を開き、迫りくる鉛弾を、目で追う。死に際だからか、速さの割に、やけに、遅く見える。



 突然、赤い背中が現れ、視界を覆った。



 弾が沈む音。



 そいつは大の字に両手足を広げて、おれ達の前で盾になり、飛んできた弾を全て、受け入れていた。麦わら帽子が目に入り、思う以上に声にならない声で、呼び掛けた。



「...........お前っ!!!」






















「...........お前っ!!!」



「ルフィさんっ!!!」



「麦わら...‼」



 ルフィの背中が、目の前にあった。



 無数の弾を受け入れたゴム製の肌が、後ろに伸びていく。
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