第2章 松ノワール長男との話
翌日。
私が目を覚ました時、手足をイスに縛られていて身動きが取れなかった。
しかも私の頭には袋がかぶさっているからどこなのかもわからない。
話し声からして、私はどこかの闇組織に捕まってしまったらしい。
突然袋が外される。目の前には太った男性。
なまえ「まぶしっ……」
?「お前、紅松の女ダスか?」
なまえ「………はぁ?」
眩しくて何も答えられなかったのに銃を向けられていた。
?「お前が17Hの最後の一人をかくまっていたんだろう?紅松を!奴は今どこにいるダスか!?」
なまえ「お……紅松なら、残念だけど昨日家から出て行ったわ」
そいつは私を殴ってきた。
みぞおちではないとはいえ、お腹に食らったからものすごく痛い。
なまえ「うっ……」