第2章 松ノワール長男との話
そしておそ松が来てからやがて1年が経とうとした時…
おそ松「なまえ……」
おそ松はひどく落ち込んで帰って来た。
手には少し大きい袋。兄弟の事だろうか?
なまえ「どうしたの?」
おそ松「………俺の弟のことだけど……」
おそ松の目に涙がたまっていく。嘘でしょ、まさか……
おそ松「見つけたけどとっくに死んでいた」
私は何もいうことができなかった。
おそ松「なまえが俺を拾ってくれた少し前に弟達は抗争で残っていた敵の残党にとどめを刺されてさ、
死体はバラバラにして近くの松の木のそばに置いていかれたって。
奴らは俺はもう死んでるって思ったっぽいよ。ひどいよな。
で、俺さ、その木の所に行ってみたんだ。そしたら……」
おそ松は持っていた袋を開けて中身を取り出した。
途端に酷い臭いがして思わず顔をしかめてしまう。