第2章 松ノワール長男との話
このままだと紅松が兄弟を見つける前に彼の怪我が治りそう。
わたしは少しでもいいから彼の力になりたかった。
紅松たちは小さい頃庄と言うおじさんに拾われて育てられていた。
その時は大金持ちの生活をしていて、警察学校にまで通わせてくれたらしい。
でもおじさんはある抗争で死んでしまい、六つ子はその復讐をしようとしたが失敗、
撃たれて倒れていた所を紅松だけ私に拾われたと話していた。
そして…
なまえ「ねぇ、紅松」
紅松「……おそ松」
なまえ「え?」
紅松「俺のほんとの名前。会ってだいぶ経つから教えた」
紅松の本当の名前がおそ松だということを教えてくれた。
紅松、いや、おそ松は怪我が治っても私の家から出て行かずに兄弟を探していた。
家の事を手伝ってくれたからまあ迷惑ではない。