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教室で秘密の……

第3章 愛を知った日


雄也…ゆう…雄也!
お願い…離れないで…
また、お母さんみたいに離れてくの…?
雄也!


杏莉「…夢…かっ…」
気づくと涙が流れていた…あれから何度か今日の様にうなされていることがあった…母が離れていった様にまた、雄也も離れていくのでは…そう思うと。無意識に夢に出てきていたのだろう…。
雄也「杏莉?早くしないと遅刻しちゃうよ~?早くご飯食べなよ~!」
杏莉「今行くー。前と私は変わったんだ…前に進まなきゃ…。」
毎日そういう使命感に襲われて身体を動かす。
朝。あいつの顔を見るとなぜだか安心した…
心のどこかでこいつに拠り所を求めていたのかもしれない…。
たとえそうだとしても今だけは…今だけは誰かに傍にいてもらわないとどうにかなりそうだ。よかった。こいつがいて。
そう思うことが多くなった。
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