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後悔の時渡り【ドラクエ10】

第2章 再会


ウルタ皇女と共に帝国技術庁へと行くと、早速お迎えがいた。

背の高い青色の髪のお兄さん。
んー…どこか面影がクオードに似てる気がする。

「おお、出迎えに来てくれたのか。グルヤンラシュ。」

グルヤンラシュ…?
それって、確か…現代では最悪の魔物とか何とかって言われてなかった…?

じゃあこの人が…まさか…。

見れば見るほどクオードにしか見えなくなってしまっていた。
あの幼い時の面影が若干残っている。

「テレサ!久しぶりだな。」

私の名前を知っている…。
ということは…

「クオード…?」

「あぁ、そうだ。よかった…お互い無事で…ほんとに良かったな。」

私達は手を取り合って、再会を喜びあった。
まさか…本当にクオードだとは思わなかった。

だってあの時…。

死んだと思っていたから。

「でもどうして…。」

「時見の神殿が崩壊した時…俺は姉さんを助け出したあと、無我夢中で時渡りのチカラを発動したらしい。」

そうだったのか…。
何はともあれ、彼が無事でいたことに私はものすごく嬉しかった。

「そしてたどり着いたのがここ、ウルベア帝国だった。俺はここに10年以上いる…。」

「10年…!?」

てことは…私よりも年上になってるじゃん…。

「じゃあクオードって…今いくつなの…?」

「28…だったかな。あまり年は数えてない。」

私よりも遥かに年上になってしまった彼に、もう子供扱いはできないな…と苦笑いしてしまう。

背も伸びて、大人の男性特有の色気もあるし…随分ご立派に育ったもんだ。
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