第5章 裏切りの代償 ⚠
ローが欲望を放った後、主人公は倒れるように気を失った
初めてなのに乱暴に抱いた
神に生涯を捧げる為に守っていた純潔さえも手酷く奪い、前戯もなしに己の欲望のみをぶつけた
未だ萎えることない欲望を引き抜いた際に溢れ出た、ロー自身の欲望の飛沫に混じる赤、、、、
シーツには彼女が純潔を失った証が、赤い刻印のように残っていた
これは復讐だ、、、
だったら、何故こんなにも後味が悪いのだろう、、、
涙に濡れた瞳
痛々しいくらいに震えていた小さな身体
それでも主人公がこの暴力に等しい行為を全力で拒否しようとしなかったのは、必死に受け入れようとさえしてくれているように感じたのは、、、、
所詮、ロー自身の後ろめたさを隠す都合の良い言い訳だろうか
恐怖で動けなかった、、、、
そうとしか考えられねェ、、、、、、
気を失ってから、そのまま眠りに入ったのであろう主人公の顔を眺めた
涙で濡れたままの瞼を指でそっと拭い、同じく涙で頬に張り付いた金色の髪の束を耳に掬ってやる
美しく成長した主人公、、、、
こうして見るとまだあの頃のような、どこか幼さを残していて、、、、
ローは苦々しい気持ちになると同時に、無意識に口元を弛めていた
昔もこうやって涙を拭ってやったな、、、、
ずっとずっと忘れたくて、記憶に蓋をしていた
コラさんが帰らぬ人となってからは、現実から逃げ出したくて一層主人公のことは心の奥底に封印していた
(殺してやるっ!!)
俺を裏切った主人公
コラさんを殺したドフラミンゴ
その二人への憎しみだけで今まで自分は生きてきた
特に主人公は心に巣食う悪魔のように、憎しみの対象として常に心に住み続けていた
なのに、こうして現実に彼女を見るとどうしようもない程の衝動に駆られる
ローは頭を抱えこんだ
(私も、ローが大好き、、)
(生きてよっ、、!)
クソッ、、、
何で、今になって思い出すんだッ、、、!
偽りの幸せだっ!
あの頃の記憶なんていらねェ、、、
思い出したくねェ、、、!!
主人公、、、、
しかし、記憶はローの意思とは関係なく次から次へと溢れ出した