第5章 裏切りの代償 ⚠
【命令】され、自ら服を脱いだ
昔、彼を酷く裏切り、見捨てたも同然の事をした
いくら仕方がなかったとはいえ、彼にとっては今まで信じていた人に裏切られ、どんなに傷ついただろう
そう、あの頃、、、、
確かに
二人は信じ想いあっていた
(殺してやるっ!!)
あの時、彼は地を這うような声で私に言った
今でもあの声は、耳から離れない
あの声で、、、何度夜中に目が覚めただろう
その度に彼の幸せを願わずにはいられず、贖罪の涙を零した
きっと彼は、私に触るのも汚らわしいと思っているのかもしれない
裏切りの代償だと、、、
辱め貶める為だけの行為
なのに、、、
彼に触れられるだけで、身体が心が喜んでしまっている自分がいる
彼に再び会えた奇跡を、神に感謝せずにはいられない
彼の奴隷になり、どんなに酷い【命令】をされたとしても、私は彼を今でも想っている、、、、
確かに、震える程の羞恥で涙も溢れた
しかし、その涙は果たして羞恥だけのものか
それはどうしようもない程、独りよがりの考えで絶対に彼に知られてはならない
そんな自分に、彼は“暇潰し”だと言って髪や指やうなじに口づけをした
豊満ではない胸にまでそっと触れられる
そんなに優しく触れないで欲しい、、、、
愚かな自分はまた勘違いしてしまうから
だから、、、
思わず名前を呼んでしまった
「、ッ、、ロー、、」
一瞬、ローの手が止まり
息を飲んだのが、わかった
ガッと頭を掴まれ、無理矢理上を向かされる
背の高い彼の目線まで上を向かされ、喉が反り上がる
ゆっくりと目の前にローの顔が近づいた
お互いの鼻が触れ、お互いの息遣いが真近でわかる程に、距離が縮まる
額を擦り合わし、ローの鳶色の目が私を捉えた
顔が近づき唇があと少しで触れ合う、、
そのまま、、、、口づけされるのかと思った
裏切り者のくせに!!
彼の優しさにつけ入ろうとしている、自分の心の声が聞こえた気がした
一瞬身を固くした私に、ローは盛大に舌打ちし唇が触れ合う直前に顔を背けた
何かに耐えるように、、、、考えたあと
今までで一番冷えた声で言われた
「さぁ、約束通り償ってもらうぜ。」
乱暴に手首を掴まれ、ベッドに投げ出された