第1章 【命令】 ⚠
間違いなく、コイツに
どうしようもなく興奮している
その証拠に下半身の溢れる熱は張ちきれんばかりだ
チッ、、ヤベェな
主人公に目をやると、彼女はその目にいっぱいの涙をためていた
両手をギュっと握りしめ、肌の上からでもわかるほど、胸が大きく波打っている
心臓の音が聞こえてきそうな距離で、惹かれるように、薄い布地の上から控えめなふくらみに触れてみる
びくりと身体が反応を返す
「、、、っ、、」
しかし、彼女は拒否しない
円を描くように手のひらで押えつけながら、ゆっくりと形を確認した
彼女を見ると、潤んだ蒼瞳で俺を見つめている
唇が言葉を発しようとしたので、てっきり拒否の言葉かと思ったのに
主人公は俺の名を切なそうに呼んだ
「、ッ、、ロー、、」
「、、、っ!」
一瞬、息が止まった
なんで、コイツは、、、、っ、、、!!
無性にイライラし、彼女の金色の髪を掴んで自分の方に向かせる
冷静になろうと、大きく息を吸い込むと主人公の甘い匂いが鼻を掠めた
クソっ、、、!
このまま突き飛ばしたい
力任せに抱きしめたい
自分でもどうしたいのか、滅茶苦茶に暴れ出したい気分だ
コイツはどこまで、、、俺を、ッ!
いっそ、、、
殺してしまえば楽になるだろうか
今すぐ彼女の心臓を取り出し、俺の手の中で脈打つ小さな心臓を力任せに握りしめたら
―――俺のものになるだろうか
それは、酷く甘美なことのようでローはゴクリと息を飲んだ
いつの間にこんなに近づいていたのか、鼻先が触れあう
鼻梁を擦り合わし、お互いの存在を確かめあうように額をあわすと、彼女と目があった
涙で潤んだ蒼瞳に吸い込まれるよう、贖えない衝動に唇を求めた
ほんのあと少しで唇が触れ合う瞬間、彼女が身を固くしたのが指先に伝わる
その僅かな空気の変化で我に帰る
!!!!
一体、、、俺は、何を、、!?
本来の「復讐」という目的を忘れ、一瞬でも自分を見失うなんて
チッ!、、、なんて、らしくねェ
そうだ
女の事で、ウダウダするなんて
そんなのは、俺じゃねェ
お遊びは終わりだ
裏切り者には制裁を
「さぁ、約束通り償ってもらうぜ。」
乱暴に手首を掴み、ベッドに放り投げた