第4章 束の間の幸せ
その日から、、、、
お互いが特別な存在となった
一度心を許してしまえば、主人公はローにとって非常に居心地の良い相手だった
主人公は例えるなら、春のひだまりみたいな、そんなヤツだった
一緒にいると、何故か自分まで暖かくなる
診察や検査以外の時間のほとんどを、ローと主人公は一緒に過ごした
それこそ、寝る時と風呂以外はいつも一緒
二人は兄妹のようでもあり、同士でもあり、親友でもあった
主人公は医者を目指してるらしく、たくさんの医学書を持っていた
おれも昔は目指してたんだ、、、と言うと、主人公は飛び上がって喜んだ
「2人で医者になろうよ!」
キラキラした蒼瞳は、俺が死ぬ未来なんて一片も思っていない確固たる眼差しだった
ホント、こいつは、、、
もともと好きだった医学の勉強、一時は未来は無いと諦めてた
でも、もしも本当に治るなら、、、、
「おう!2人で名医になろうぜ!」
気がつけば、そう口に出していた
不確かな未来を夢見るなんて、、、、少し前の自分ならきっと鼻で笑っていただろう
でも、、、信じてみたかった
ローはまた勉強を始めた
2人で貪るように、医学書をたくさん読んだ
主人公はまだ勉強を始めて1年ほどだったが、かなり医学に詳しくなっていた
もともとローは小さい頃から勉強していたので、主人公より詳しかったが、3年程のブランクがある
2人はお互いの知識を吸収し合うように、医学について語り合ったり、考察したり、高め合うように猛勉強した