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星の舟【ONE PIECE】

第12章   矛盾  





「私は、、、」



このまま、海軍についていかなければどうなるのだろうとか、銃を構えた海兵達が攻撃するかもしれない事だとか、その時だけは頭の中から消え失せた





どんなに嘆いても、過去は変えられない



それなら、、、、

ローに許されなくてもいい

奴隷だって構わない



私が未来を選んでもいいならば、、、、



――――――!!





頭でどうこう考えた結論など、無意味なほどに

力の限り主人公は叫んだ







「私は、、、ローの側に居たい!!!」





それは長い間、ずっと

ずっと主人公が望んでいた事






その瞬間

ローは、確かにこちらを見て口角を上げた










「!!?ドクター主人公、こちらへ。」



良くない状況だと思ったのか、先程の海兵がローの視界から遮るように主人公の肩を強く掴んだ




「触んじゃねェよ。」




”ROOM"



“シャンブルズ”






「キャッ、、!」



驚きで硬直したのは、ほんの一瞬

次の瞬間には、片頬に逞しい胸板を感じていた 


顔を見なくてもわかる

今朝がたまで感じていた温もり、そして鼻腔を満たす消毒液の匂いに混じる潮の香り

それらが一度に主人公に教えてくれる

愛しい人の腕の中なのだと、、、




―――もう、2度と会えないと思っていたのに




ぐっと込み上げる想いが涙となり、主人公の頬を伝った



「、、、どう、してッ、、」



見上げると同時にそう言えば、逞しい腕に強くきつく抱き寄せられた




「、、、、、。」


「ロー、、ッ、」




ローは何も言わない

どんな表情をしてるのかもわからない

しかし代わりに、苦しいほどに抱き締められた



その苦しさがまた、現実なのだと教えてくれているようで主人公の視界は瞬く間に涙で覆われた

嗚咽を堪えることなんてできるはずも無く、主人公はローの胸に顔を埋めてまた涙を零した



2度と触れる事を許されないと思っていた温もりを、確かに肌で感じながら、、、、








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