• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第12章   矛盾  










一つだけ願いを叶えてやる、、、、

そう言ったのはロー自身だ
 









何故あの時、自分はそんな事を言ってしまったのか












昨日、礼拝堂で助け船を出したローに対して主人公は大丈夫だと笑って言った

彼女が逃げ切れる道は完全に途絶えているというのに、逃げ切れないなら海軍の奴らの言葉通り、彼女は上層部共に会いに行くとも言った

思慮が足りないにも程がある、バカか、とそう思って毒づいていた筈なのに、何故か海軍の様子を聞いていた




『それがね、、、、』



いつもより饒舌に彼女から語られる言葉は、すぐに嘘だとわかった



何故、嘘をつく、、、、

何を企んでる、、、、



海軍に自分達の事でもバラしでもしたか、、、そうも考えてみたが、昨日の礼拝堂での事を思い出し、それは絶対に違うと思った


主人公は裏切り者だ


では何故、絶対に違うと思うのか、、、、自分でも釈然としなかった

またもや彼女の考えが読めず、苛立ちばかりが募った




どうせ明日には、ロー達はこの島を出るのだ

あと2日経てば彼女だって、海軍に連れて行かれる


主人公が何か企んでいても関係ない、放っておけば良いだけだ、、、、、

何も気にせず、ロー達は予定通りウォーターセブンに向かえばそれで良い



それなのに、、、、


彼女が海軍に無理矢理に連れて行かれる姿を想像してしまい、ローは舌打ちをした




チッ、、、、




そして、気づけば




一つだけ願いを叶えてやる、、、、

と、口に出していた





憎んでも憎み足りない程の憎悪を滾らせた相手に、何を血迷った事を、とロー自身驚いた

良かれと思い差し出した手を、一度は振り払われたのに、懲りずに海軍から助けてやろうなんて、、、、

あまりにも、らしくなくて自分自身に毒づく




/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp