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星の舟【ONE PIECE】

第11章 忍び寄る闇  ⚠





木々の間から柔らかな日差しが降り注ぎ、吹き抜ける風が緑を揺らしている




『フフフ、ローが鬼ね!』




愛しい彼女の声がした

おれはこんな子供っぽい遊びの何が面白いんだか、と思いつつも彼女の願いは断れない

仕方ねーなと、仕方なく言うと彼女は顔を綻ばせる




『ちゃんと100数えてからよ。』

『わかった、わかった』




疑り深い顔で念を押す彼女に、思わず苦笑しながらおれは数え始める



『いーち、にー、さーん、、、』



指の間からチラリと盗み見すると、金糸のような髪がフワリと舞って、走り出す彼女の後ろ姿が見えた





『98、、99、、100!』


『捜すからな〜!』



約束通り、きっちり100を数え終えた

おれは大声で宣言してから、彼女を探し始める





どんくさい彼女は、かくれんぼが得意ではない

ラミの方がよっぽど上手だったくらいだ

いつもあっさり見つけられて、彼女は丸い頬をさらに膨らませる

おれは彼女のそんな顔も、結構気に入っているんだ

だから、今日もすぐに見つけてやる





そう思ったのに




部屋にも、屋根裏にも、物置にも、、、、

家の陰にも、ボートの中にも、すっぽり空いた木の穴の中にも、、、



彼女はいなかった

いつもはすぐに見つけられるのに




いない、、、

いない、、、、

ここにもいない、、、、、



それどころか、彼女の気配すらない





いつも通りの森

いつもと変わらず心地よい風が吹き抜け、いつもと同じ鳥達のさえずりが聞こえる


いつもと同じ風景に、主人公だけがいない、、、、





だんだんとおれは焦り始める



『おい!いるなら返事しろよ!』




しかし、返事は全くない


コラソンに聞いても、リリスに聞いても、主人公を見つけることはできない




『もう、おれの負けでいいから!だから、出てこいよ!』

 

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