第10章 罪の対価 ⚠
やはり、、、、お前なんかと出会わなければ良かった、と言われるのだろうか
あの頃の、宝石みたいなキラキラした思い出は、ローにとっては所詮、憎しみだけの切り捨てたい思い出ですぎないのだろうか、、、、
雨上がりに見た夢のように美しかった虹も、クタクタになるまで遊んだ後、家路に着くまで繋いだ互いの手の温もりも、、、
ビクリと肩を震わせた主人公を見て、ローはそこで言葉を止めた
その代わり、紡がれたのは
「、、、考えるだけ無駄、、、だな。」
濃さを増した暗い陰が、彼の表情を曇らせた
苦しみにも似た、諦めたかのような表情
無駄、だと言われた、、、、
やはり出会いさえも、ローにとっては必要ないものだったらしい
わかりきっていた言葉なのに、いちいち傷つく自分が嫌になる
「、、、、主人公、、、」
名前を呼ばれてドキリとした
ローがあまりにも、切ない声で呼んだから
そして、何かを探るような、求めるような複雑な眼差しで主人公を見つめた
主人公もまた真っ直ぐにローを見た
その眼差しに隠された本当の意味を知りたくて、、、、
再び二人の視線が絡み合った時
ローはゆっくり息を吐いて、そして吸い込んだ
「俺は、、、。」
しかし、、、、
―――ドン、ドン、ドン
教会の扉を強く叩く音がして、二人とも弾かれたようにそちらを見た
―――「ドクター主人公はいらっしゃいますか?」
胸がザワザワと嫌な感じがした
そして、次の言葉に耳を疑った
―――「我々は海軍です。」