第9章 届かない気持ち
だから、、、、
彼が望むことなら、どんな事でも受け入れられる
例え神の教えに背く、死ですらも
「、、、、ええ。私にできる事なら。」
これくらい平気だと言いたくて、無理に笑ってみせる
はっきりと告げると、ローは苦々しげにギリリと奥歯を噛んで、掴んでいた手を離した
そのまま怒りを吐き出すように、冷たい声で彼は言った
「、、、、じゃあ、その服を脱いでみせろよ。」
服、、を、、、、?
驚いて見上げれば、苛立たしげに眉を顰めたローがいた
酷く挑戦的な眼差しなのに、まるで無理難題を言って、主人公がやはりできない、と言うのを待っているようにも見える
服を、、、、
服を、、、、
そんな事、、、、
ローに試されている気がした
私にできる事なら何でもする、、、と、そう言ったのは自分ではないか
ドクドクと心臓が嫌な音をたてる
ロー、、、、!!
考えるより先に
気づけば、震える声を絞り出していた
「、、、、私の、部屋へ、、。」
ローの瞳が、驚いたように見開かれる
馬鹿な女だと、、、そう思われてるに違いない
恐ろしく、長い沈黙の後、、、、
羞恥で俯いた主人公に、彼は言った
「、、、、いい度胸じゃねェか。」
激しい怒りを押し殺した声だった
「、、、顔を、上げろ。」
彼の言葉に、のろのろと重たい首を上げる
「あ、、、。」
主人公を見つめるローの瞳
凍える程に冷たいのに、同時に焼き切れるほどに熱くもあった
ドクドクと心臓が、うるさく鳴った
正解なんて、わからなかった
主よ、、、、
私は間違っているのでしょうか、、、?
答えは見つからないまま、、、、
償いの日々は、始まった