第5章 裏切りの代償 ⚠
医学の進歩をまさに今、自ら体験している
小さな医者の卵の二人にとって、それは感動的な事だった
「毎日、私が食事作るし持ってくるよ!」
先程の話で、主人公はすっかり機嫌を直した
ローの為に食事を作るのは、もちろん嬉しい
それに食事を運ぶなら、少しの間でも病室に入る口実ができる
「おう。待ってる!」
ローにとっても、主人公が作ってくれるのは楽しみだ
コラソンとリリスの食事だと、絶対にどっか焦げてたり、生焼けだったり、、、、
味も正直微妙だ、、、
リリスが主人公に料理を任せていたのも頷けた
コラソンとリリス、、、、、
全く似てないようで、根本はすごく似てる
案外お似合いの二人だと、ローは思っていた
そういえば、料理と言えば、、、!
「治ったらさ、また一緒に料理作ろうぜ!お前に食べてもらいたいのがあるんだ!」
それは、リリスからこっそり聞いていた秘密のレシピ
ちょうど1ヶ月後は主人公の誕生日だ
お前が産まれた日に、おれが作ってやりたい、、、
今から、彼女の喜ぶ顔が目に浮かぶようだ
「わ〜!嬉しい!なんだろう??」
「まだ、秘密だ。治ったら教えてやるよ。」
ローはニシシと笑った
「楽しみ〜!じゃあ、約束ね。」
「おう!約束だ!」
二人は指切りをして笑いあった
しかし、その約束が果たされる事はなかった
それが、主人公とローが笑い合った最後の幸せな記憶だった、、、、