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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


side青峰

あいつらに顔が緩んでるだのデレデレしてるだのと言われて否定してはいるもののその自覚がねぇわけじゃねぇからその話題を早く切り上げたくて話題を変えたのに火神のヤローがロブスターとか言いだすから思わず“またエビかよ”とか余計な事を口走っちまった。

みさきの口を滑らす病が染った。

みさきが口滑らして誤魔化しきれなくなるのが可愛いすぎていじめたくなる。

ボストンは初めてらしい二人の要望でロブスターの店に行くため外に出ると、明日が開幕戦なだけあって街頭の巨大モニターで昨シーズンの試合のハイライトやら今年活躍が期待される選手が紹介されてもはやNBA一色と言ってもいい。

開幕地だしそうなるか…

「出たのは間違いだったな」

「そうだな…。悪りぃんだけど外で食うのは無理っぽいわ」

「そうですね。二人に気付いてる人もいますので騒ぎになりそうなので部屋に戻りましょう」

「そッスね」

せっかく来た二人には悪りぃけど、今日はおとなしく部屋で食うことにした。

「男子会ッスね」

「黄瀬君それはちょっと気持ち悪いです」

「何でッスか!?」

ギャーギャー騒ぎながらメニューを決めて頼んだ。

黄瀬とテツは休暇で来てるから飲むけど俺と火神はさすがに酒は飲まねぇ。





「あ、今日美緒と桃っちとみさきっちがハロウィンパーティーするからスカイプするって言ってたんすけど、俺のなんか調子悪いから青峰ッちパソコン貸して」

「はぁ?ヤダ」

「いいんですか青峰君」

「んだよ…」

「黒須さんの可愛い仮装が見れるかもしれないんですよ?」

それを言われるとヤダと言ったことを後悔しなくもない。

「美緒と桃っちはバニーらしいっすけどみさきっちはバニーは絶対無理とか言ってたらしくて何着るか分かんないんすよね。青峰っち見なくていいんスか?」

「見たってみさきの仮装じゃ大したことねぇだろ。」

「火神君は黙っててください」

「じゃ、起きてたら見るわ」
絶対ぇ起きる。むしろ寝ねぇ。

「じゃ、パソコン貸してくれるッスよね」



なんか黄瀬にやり込められたみてぇでムカつくけど貸すことにする



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