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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


「はいはーい。調子悪い?」

手にお酒を持ったまま近寄るとなぜか画面に映るさっきまで雑誌でみてた顔

「大我?なんでいるの?」

「黄瀬と黒子が開幕戦見に来てるから今日は俺もオフだし昨日から一緒にいた」

「あ、そなの?」

「てか、お前制服は犯罪だろ。27だろ」

「まだ26だもん」

「あと2週間なんだからもう27だろ。つかそれどこの制服だ?」

「さつきのとこ」

「そこってネクタイだっけか?」

「そうなんじゃない?」



















「ちげーよ。ネクタイは男だけだ」

え……?

青峰君だ……


「ハロウィン楽しいか?」

「うん…楽しい…デス」

会いたくて堪らなかったのに、会えるなんて思っていなかったせいか、言葉が上手く出ない

制服着てるの見られた…恥ずかしすぎる
ヤバイ……
喉カラカラ
とりあえず何か飲もう。

「ちょっと飲みもの取ってくるね」

キッチンに逃げ込んでお茶を飲んで落ち着こうとしてるとさつきと美緒が来た。

「早く戻るの!」


2人に急かされて戻ると、青峰君が笑ってる

「やっぱバニー着なかったんだな」

「当たり前だよ。あれは二人が着るから可愛いうさぎになるの。あたしが着たらネズミになっちゃう」

「ははは!ならねーだろ」

「いや、みさきが着たらネズミだな」

「大我黙って」

「つーかなんでネクタイなんだよ」

「これさつきが用意してくれたの。あたし仮装の用意すっかり忘れてたから」

「おいさつき!お前また勝手に部屋入っただろ!」

「あ、バレた?おばちゃんには言って入ったよ」

「え、何?このネクタイさつきのじゃないの?」

「俺のだ」

「高校の時流行ったよね。彼氏のネクタイするの。それにリボンよりネクタイのがみさきっぽくない?」

「まぁな」

「そっちも楽しそうだね」

「黄瀬がデレデレで気持ち悪りぃんだよ」

「だって彼女があんなに可愛いバニーちゃんならデレデレになっちゃうよね。あたしも最初見たときドキッとしちゃったもん」

「お前がドキッとしてどうすんだよ(笑)」

「だって可愛いんだもん。それにこれでコンビニ行ったらナンパされてたよ。美緒が一蹴したけど」

「その格好で出かけんなよ!捕まるぞ」

「あたしもそう思う。犯罪だよね」

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