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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


マンションからコンビニまで100mくらいなのに美緒とさつきはナンパされた。

「しつこすぎ。女子会だから」

諦めの悪い人に、美緒が強く言い放つとやっといなくなってくれた。

「みさき?大丈夫?」

「うん」

声をかけられた直後に、さつきがあたしを自分の背中に隠してくれたから本当に何ともない。

3人で家に帰ってお酒を飲んだりお菓子を食べたり

友達と飲むお酒って美味しい

「あ!そうだ!スカイプ貸して」

「いーよー」

黄瀬君にスカイプするみたい。
黒子君もアメリカだしさつきも話したらいいよね。

それにあの二人にこの可愛いうさぎちゃんをぜひ見てほしい。
そして自分たちの彼女が死ぬほど可愛いと自覚してほしい。


二人が話すならあたしはちょっと軽く片付けてソファでお酒を飲みながら休憩。


ほろ酔いですっごいいい気分。楽しい。

あの雑誌見よ。
青峰君と電話したせいか会いたいなって思ったけど会えないから雑誌を見るの。

質問のページは気分が落ち込むから見ないけど写真のページを開きっぱなしにして見ながらお酒をちびちび飲む

やっぱかっこよすぎて人じゃないみたい


「なーに見てんの?(笑)」

雑誌に夢中でさつきが近くに来たことに気づかなかった。

「何でもない!!」

慌てて閉じたけど既に手遅れ

「大ちゃんのことそんなに好きなの?」

「ん。すごい好き」

「もう可愛すぎ」

さっきにギュッてされると胸に顔が埋まる

「巨乳すぎて憎い(笑)」

「肩凝るだけだよ?」


さつきが美緒の方に戻ったから性懲りもなくまた雑誌を開く。

そー言えば青峰君もNYにいるときスカイプしてた
誰かは分からないけど、スカイプするくらいだからきっと大事な人なんだろうな。

美緒の楽しそうな声と黄瀬君が何か言ってる。
黄瀬くんの言ってることはだいたい分かるけど

黄瀬君はすっごいストレートに美緒に愛情表現してるから聞いてるこっちが恥ずかしい。

美緒はあたしたちの前だとのろけたりしてるのに黄瀬君の前だと結構クールにしてる。
でも美緒の全身から黄瀬君大好きオーラが出てるんだけどね。

大我のページも見たけどなんであんなにモテるのか分からない
中学ん時とかも割とモテてたしな…やっぱ運動できるとモテるのかな?

「「みさきー。ちょっと来て」」

なんだろ。スカイプ調子悪いかな…
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