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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


「火神っち、青峰っちと何話してたんスか?」

「あー。……試合の事」

「火神君。失恋祝いしますか?」

「はぁ⁉なんで祝うんだよ。つか失恋ってなんだ」

「とぼけないで下さい。黒須さんです」

「チッ。なんで知ってんだよ」

「やっぱり火神っちもみさきっちが好きだったんすね」

「火神君って結構アホですね」

「はぁ⁉」

「高校のとき意外とモテたのに全部断るから聞いたこと覚えてないんですか?」

「意外ってなんだよ!バスケに集中したいって言っただろ」

「それもそうですけど、アメリカにいる幼馴染が好きだからって言ったじゃないですか」

「火神っちそんな前からみさきっちが好きだったんすか⁉」

「覚えてねー。つかなんで黄瀬まで知ってんだよ…クソ」

「最初3人で赤司っちの車に乗った時何となく気づいたッス」

「お前、そんな時ばっか鋭いな」

「いいんスか?何もしないまま青峰っちに譲っちゃって」

「いーんだよ……てか、あいつだから任せられんの。どっかの知らねー奴にかっさらわれるより全然いい」

「やっぱり失恋祝いしましょう」

「しねーよ!」


「てか、青峰っち顔緩みすぎじゃないッスか?」

「覗くなよ」

「だってあの青峰っちが女の子と電話してるんすよ」

「さつきともしてます」

「なんだよ黒子。ヤキモチか?(笑)」

「ちがいます」

「男の嫉妬は醜いぞ」

「違います。それに火神君に言われたくありません」

「桃っちは幼馴染じゃないっすか」

「でも男です。そしてヤキモチじゃないです」

「今の聞いたっスか?“連絡ない方が心配になる”って」

「青峰君の顔が緩みすぎてて見てられません」

「多分みさきもすげぇ顔緩んでるな」

「てか、あの二人なんでお互い気づかないんスかね?鈍感すぎっス」

「確かに鈍感すぎだな。でも二人のペースがあんだろ。焦らないで見守ろうぜ」

「そうですね。黒須さんも青峰君も出会ったばっかりですし、見守りましょう」

「そっすね。てか今夜美緒と桃っちとみさきっち集まるって言ってて美緒がスカイプするって言ってたんすよ!」

「バニー着るってさつきが喜んでました。黒須さんのもさつきが用意したみたいです」

「みさきがバニー着てたら似合わな過ぎて笑う」

「何着るか気になるっすね」

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