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モデルのボーダー隊員~番外編~

第6章 MMDネタ


それから二日後
栞の編集作業も終わって、まずは僕達だけで踊ってみた動画を見る。これと言ったミスもなく、それぞれ楽しそうな顔で踊っていた。

「小南すっごく楽しそうだね!」
「超笑顔だね〜」
「楽しかったもの!それを言うなら二人だって楽しそうじゃない!」
「「そりゃね!」」

一通り見終わり、食後にみんなに見せよう!と準備しておく。

夕食後、桐絵がみんなを集めて事の経緯を語った。

「明希にもちゃんと了承得てるから!無理矢理じゃないんだからね!」
「楽しかったよ〜!よし、それじゃ!流すよ!」

栞が再生ボタンを押して、映像が流れる。

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音楽が終わり、画面が最初のものに切り替わる。

「どう!?これを十日で覚えたのよ!」
「マジっすか。よく覚えれましたね、小南先輩」
「足の複雑な所は、器用な明希ちゃんがすぐ覚えちゃったからさ!小南と一緒に教えて貰ったんだ!」
「二人も覚えるの早かったよ?」
「「比じゃないから!」」

解せぬ。と、少し不満気な僕をほったらかしに、動画を見たみんなが「自分も踊ってみたい」と言いだした。
流石に全員で踊れて、尚且つ初心者向けの物は少ないため、少人数に分けて踊る事にした。
グループは
・玉狛第一+悠一
・玉狛第二+僕
となった。栞は、選曲と編集を主にすると言って今回は抜けるようだ。

「今回で編集にもなれると思うから、次は参加するよ!」

当分踊ってみたが続く事を悟った僕は、非参加する事を諦めた。恐らく拒否権はないから。

栞の選曲により、レイジさん達の曲は「LaLaL○」、僕らは「好き!雪!○○マジック」になった。
レイジさん達はともかく、僕達のは少し可愛過ぎないか?と思ったが後輩の可愛さを考えれば妥当な選曲だと気づいた。
実際、ダンスの練習を始めれば可愛さで死ぬかと思った。ぴょこぴょこ動き回るおチビちゃんずと、恥じらう修君。可愛い以外の何者でもなかった。

練習期間と撮影を終え、再び上映会を始める。第一のみんなはかっこよさ満点。色っぽさ満点。言うこと無しだ。
僕らのもみんなから好評だった。見ながら悶えてる桐絵達を見て、やっぱそうなるよねと一人納得していたが、悶えている理由の中に自分が入っているだなんて思うはずもない。
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