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モデルのボーダー隊員~番外編~

第5章 年中行事〜お正月(初詣)〜


「おっ待たせ〜♪どうどう?似合う?」
「お待たせしました」

桐絵に背中叩かれたすぐあと、栞と千佳ちゃんが出てきた。
我ながら二人共に選んだ着物がよく似合っている。
男組からもかなりの好印象と好評価を頂いた。

「さて、女性陣の綺麗な姿も見れた事だし、そろそろ出発するぞ」

林藤さんの一声でみんな外に出て、林藤さんの車に乗る組とレイジさんの車に乗る組に分かれて、三門市一大きな神社に向かう。


20分程車に揺られて神社に着いた。着いたはいいが、あまりに人が多過ぎて迷子になりそうだ。
玉狛第二の三人は仲良く手を繋いで行くらしい。
あ、ヤバイ。心臓がもたない。可愛すぎる。

「明希!私達も手!繋ぎましょ!ほら、栞も!」
「らじゃー♪」

こんな近くにも天使がいた。二人共可愛い。
僕を真ん中に、桐絵と栞が手を繋いで修君達の後に続く。
男性陣は目立つから、離れていても心配ない。
高身長イケメンばっかだもんね。目立たないわけがない。

手水舎で手と口を清め、長ーい行列に並んで、やっと参拝出来る。
並んでいる間の会話は途切れる事がなかった為、そんなに長くは感じなかった。

五円玉を賽銭箱は放り、二拝二拍手一礼して次の人に代わる。何をお祈りしたかは言わない。

続いてお御籤・お守り売り場に行く。桐絵オススメのお御籤があるらしく、教えてもらうと、とても可愛らしい十二支のお御籤だった。自分の干支の入った箱から一つ引いて運勢を見るらしい。
勿論可愛いから迷わず引いた。結果は中吉。「異国の人に注意」と書かれている以外は、とても良いことが書かれている。

「異国の人?外国人かな?」
「普通に考えてそうでしょ。って言うか、明希の恋愛運どうなってんのよ。「多くから好かれるが、結ばれるべき人はすぐ近く。迷いは厳禁」って羨ましいわね」
「明希ちゃんモテモテだもんね。あの人も大変だ〜」
「そんな事無いと思うけど...桐絵や栞の方が可愛いし、モテると思うな」

桐絵はキリッとした顔立ちで凄く美人だし、栞はメガネと長い黒髪で知的な雰囲気を纏った美人お姉さんって感じだもん。それに二人の笑顔は飛びっきり可愛いもん。て言うか、あの人って誰?

「これだから明希は...」
「まぁいいじゃん。お御籤通りだと結ばれるっぽいし」
「それもそうね」

引いた御籤を敷地内の木に結んで、次はお守りを買いに行った。
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