第2章 独占したかった男と、天才。
勝手にしろと言おうとしたら、中から秋風一織が出てきた。
しかし、
「…………ここで……………って…………」
俯きながらブツブツと何かを呟きながら出てきた。
「秋風さん?」
「……京子、…………京子ぉ……」
顔を上げたと思ったら眼光は開き切っており、被害者の名を呟き続けていた。
僕の声等聞えていないかのように。
「秋風さん!!」
「っ!?……なんだ。」
恨み、嫉妬、罪悪感。それらで秋風さんの目は真っ暗に染まっていた。
「…はぁ、問いに答えないと言ったのに……。
記憶力あるかい?警察学校に戻り給えよ。」
「戻りませんよ!…僕は…………」
貴女が誰かになってしまいそうで、なんて言えない。僕の性格に合わない。
「まぁ、殆ど解っていたから許そう。」
今度は彼女自身の目で言った。
「It's a Show Time.
…鈴木俊彦と藤村平助をここに呼び出すんだ。」
作成中☆
もう少し待っててね☆