第28章 お弁当

「ま、イヤならすぐ止めるから、な？」

キス寸前で止めて、
返事を待つカカシ。

「え」

なんて……

……いじわる。

「……もう……」

快楽で、いたぶられて、全身で呼吸する私は笑った。汗ばむ身体。


ここで止めたら、
今度は、私が苦しい。


「…本当に……」

カカシのいじわる……





でも。そこが、私は……。


「大好き……ねえ……キスして」

たぶん同時だった。私が両手を広げて、カカシを迎え入れて、柔らかな濡れた唇が重なったのは。

「なあ」

熱い息を
吐いたのはカカシは
荒々しい。


「立てなくなるまで、しちゃダメ？……すっげー興奮してるのよ」

「な」

見開いた瞳で見つめたけれど、カカシの長い指が下半身を這う。任服を脱がして半裸で、下着のなかへ中指を割れ目に入りこんだ。

「はっ……！あぁ、んっぁ、ん」

甘い嬌声がさらに高くなる。
太い指が熟した膣壁をこする。

ぐぢゅぐちゅ。
愛液があふれ出た。

「ダメ、なんて言ってるくせに、身体は欲しいって」

「だっ、て…ん、んぅ、はぁ、ぁ」

太い指がざらりとした場所を見つけると、執拗になぶる。指の腹が膣にあたるたびに気持ちよくて。


抵抗なんて……できない。


私の全身が、喜んでいる。
心が嬉しいって叫ぶ。

カカシの指が動くたびに
濡れた音がもれ出る。

速度がはやくなったり、
ゆっくり感じる箇所を押したり。

音が出るたびに
鋭敏に身体が震えた。

「はぁ、ぁ、あああ、やっ……ぁあ、」

もどかしい。脚が揺れ動く。

はやく
……達したい。

イキそうになるたびに、
カカシが触る場所を変えるのだ。



「……カカシ、や、ヤダ……おねがい……もう、むり…イかせ、て……！」

首を左右にふった。涙目だ。
欲しくて欲しくてたまらない。
イキたくてイキたくて、
頭がおかしくなる。

カカシのたくましい腕をつかんだ。組み敷かれたまま、見上げた先は襲いそうなほど、息が荒かった。彼の口はしが上がる。