第19章 記憶
「カカシ、部屋見たよ…ありがとうね。なんかビックリしちゃった。カカシが買ってくれたんだね」
「ま、ね。3代目もお金出してくれてたけど、おもちゃはオレが買ってあげたのよ。お前が喜ぶから」
カカシは私の髪を優しく撫でる。少し残念そうな声。
「小さいときは早く大きくなって欲しかったのに、いまは、また小さな花奏に会いたいとも思うんだよね」
「でも、もういらなくなっちゃったね。だれかにあげるの?」
私は元の身体に戻った。だから、もうこのおもちゃも使わないのだ。私の言葉に、カカシは顔を傾けて笑った。
「大丈夫でしょ。すぐに使うことになるから問題ないよ」
「…え?……、いや、あの、カカシ…あの、」
私の顔はみるみる火照りだす。カカシの熱を持った情熱が当たっているのだ。私の目が泳いだ。
「ねえ、腰あげてさ、そのまま下ろしてよ。なかに挿れたい」
「え、…ここで?」
湯船の中で?
カカシの目が、
私の動きを待っている。
「さっきなかに出したからさ、すぐに入るよ?ね、挿れてよ」
スタンバイするカカシは
ニコニコ笑ってる。
「チャクラないんでしょ?明日動けなくなるよ?」
「んー、明日は午後から待機だし、大丈夫だよ。ほら、花奏、お願い」
カカシが私に甘くキスをする。くちゅくちゅ、音が鳴って胸を優しく触ってくる。ズルい…カカシ。
「はぁ……わかった…よ。でも見ちゃダメだからね?」
「ハイハイ」と目をつむるカカシ。長いまつ毛。左目は痛々しく真っ直ぐに伸びた刀の傷跡。
私はカカシの左まぶたに
キスをしてみた。
すると、
カカシの口はしが上がってる。
「ふ、何してんの。恥ずかしいからやめてよ。早く挿れてちょうだい?待ってんだから」
「う…ぜったい挿れるとこ、見ちゃダメだからね?」
私はそう伝えて、カカシの興奮で熱を持ったモノに触れた。お湯がパシャパシャ音が鳴る。
腰をゆっくりとおろした。
バシャンとお湯が揺れる。
ぐにゅぐにゅ、と、硬い熱を帯びたモノが
なかに入っていく。