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たいようが昇る頃

第1章 第1章 はじまり


出席確認が終わって、休み時間。
「お前遅刻すんなよ〜」
私の席に、優馬と由希くんがくる。
「寝坊したんだよ。てか1回ぐらいいいじゃん!人は誰しも失敗するって言うじゃん!」
「いや、それ反省してないでしょ笑」
(て、あれ。そういえば先生に怒鳴られる前、裕くんなんか言ってなかったっけ?)

放課後。
「楓ちゃん、帰ろ〜」
「唯ちゃん!帰りたい!帰ろう!」
私と唯ちゃんが帰ろうとすると、遠くから声がする。
声の聞こえる方を見ると、そこには唯ちゃんのクラスの担任永井先生がいた。
「おーい、山下さーん。あんた今日遅刻したから居残りで私のパシリだよ〜。後、北野呼んでこーい。」
唯ちゃんは、いっておいでと優しく言ってくれた。が、先生のパシリは面倒くさいし何時に帰れるか分からないので逃げようとする。
「じゃ、北野くん呼んできますね〜」
「おーう、頼んだぞ〜。ちなみに逃げたら成績下げるからな〜」
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