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たいようが昇る頃

第1章 第1章 はじまり


「始業式始まるから並んでー。」
校長の話長いしずっと体育座りだるいなとか思いつつも、これが終わったら今日は帰れるから頑張ろうと自分を励ます。
体育館に移動して始まるのを待っていると、1人の男子が走って入ってきた。
「おい、北野!また遅刻か!」
先生に怒鳴られて入ってきたのは、北野裕太(きたのゆうた)。
「北野安定だねえ」
前に並んでいる姫ちゃんが言う。
「え?姫ちゃん知ってるの?北野のこと。」
「知ってるも何も有名じゃん!いっつもギリギリになって学校来るし、逆にちゃんとした時間に来てるのなんて見たことないよ!」
「そーなんだ...」
そんな話をしていると、チャイムがなり始業式が始まった。
(やっぱ校長先生の話は長いなー...。)
チラッと他のクラスの人を見ると、北野裕太がいた。
(眠そう。てか、寝てない?)
彼の頭には寝癖ができていて、前髪がぴょんぴょん跳ねていた。
面白くてつい彼を見ていたら、いつの間にか始業式は終わっていた。
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