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モデルのボーダー隊員(前のストーリーとは少々異なります)

第6章 転校と再会


その日の昼

僕は屋上に行こうとお弁当の準備をしていると、陽介君が「屋上で食うのか?」と聞くから「そうだよ」返した。「じゃあ後で会うかもな!」と言われたので、恐らく陽介君も屋上で食べるんだろう。
話しもそこそこにして、1階下の京介の教室まで行く。教室を覗くと、京介が女子生徒に囲まれていた。
コレだと暫く気付かれないと思い、SEで話しかける。

〔京介、来たよ。大丈夫?〕
(明希先輩、すみません。今そっち行きます)

言葉の通り、京介は女子の誘いを全て断りながらこちらへ来た。

「すみません、待たせてしまって」
「いいよいいよ、それより大丈夫?」
「大分疲れました」
「じゃ、早くお弁当食べてエネルギー補給しよう!」

京介を励まして、一緒に屋上へと向かう。道中、すれ違う女子の目線がキツかったのは仕方ないと思っておく。

屋上は冬にも関わらず、かなりの人がいた。京介の後を着いていくと、男子集団のとこへ着いた。

「あ、とりまるお疲れ~って、隣の美人誰!?」
「え!?あ、確かにめっちゃ美人!!」

元気よく反応を示したのは、前髪が特徴的な男の子と、ゆるキャラ見たいな雰囲気の男の子。

「この人は俺の彼女だ」
「え!?ちょ、京介!?何言って...///」

これ、いつもの嘘だよね!?僕付き合った覚えないよ!?

「うわぁ、マジかよ。美人捕まえるとかマジかよ」
「とりまるモテるからな!ヨリドリミドリ?だっけ?」
「ねぇ、京介?そろそろ嘘って言ってあげて?」
「仕方ないっすね。小荒井、別役。今のは嘘だ」
「「また騙された!」」

京介、何回同級生騙してるの?少し呆れていると、後ろ髪が特徴的な男の子から僕へ質問が来た。

「ちなみに何年ですか?」
「2年だよ。京介の友達って事は、みんなは1年生?」
「はい!」
「そっか。みんなは京介の事好き?」
「ちょ、明希先輩、何聞いてるんですか?」
「さっきのお返し♪」

やられっぱなしは嫌だもん!

「俺達はとりまるの事大好きっすよ!友達ですから!」
「そうそう!嫌いなわけないっすよ!」
「よかったね京介。いい友達がいっぱいだよ!」
「...ありがとう」
「みんな、これからも京介と仲良くしてあげてね?」
『はい!』

京介には本当にいい友達がいっぱいいる。これからも大事にして欲しいな。
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