第2章 出会い
「さっきはこれからって所で逃げられたけど…今度は逃がさないよ。」
そう言いながら彼はグイッと私の服の裾を押し上げた。
「やっ…だからやめてって」
下着をあらわにされ、たまらず羞恥を感じる。
「結構きれいな肌してるよね。」
そう言いながら、彼は私の腹を撫であげる。
「っ…くすぐったいからやめて…」
「嫌がるわりには感じやすいね、君。」
背中に手を差し入れられ、ブラのホックを外される。
「感じてない!」
「強がってるの、かわいい。」
彼の両手はいとも簡単に私の胸を揉みはじめてしまう。
「やめてったら…」
『もうほんとに逃げられない』。そんな事を急に思い出した。
胸をもまれながら、口付けをされる。
「んんっ…」
顔を逸らすが、まるで動きを読まれているかの様についてこられ、唇は離れない。先程のような長いキスをされるのかと思い始めた時、あっけなく唇を離された。
「抵抗はするけど、舌噛んだりしないんだ?」
「そんな………痛そうじゃない…」
その間も彼の両手は休みなく動く。
「優しいね。」
そう呟いた後、彼はまた私の耳を責めたてた。
「やっ!そこはっ…」
思わず力が入り、両手足に繋がれた鎖がピンと張った。
「ほんとは俺にこのまま抱かれたいんでしょ?」
「ちがっ…だめっ…」
ぞくぞく襲う感覚に必死にあらがいながら否定する。
「別に恥ずかしいことじゃないって。」
彼はそう言うと同時に今まで触れてこなかった胸の突起を指で弾いた。
「あんっ」
思わず嬌声をあげてしまい、一段と顔が熱くなる。
「かわいい声。もっと聞かせて…」
彼はそこから乳首をこねくりまわし始めた。そして耳から唇を離し、片方の乳首を口に含んだ。
「~~っ…」
なんとか声をおさえるが、代わりに鎖がカチャカチャと音をならし、腰もつい動いてしまう。乳首も激しい責めにより、勃ってしまっているのが自分でも分かる。
乳首から発せられる快感がゆっくりと体に広がっていく。
「気持ちいい?俺の唾液って人間には媚薬みたいな効果があるから、触るだけでも結構よくなると思うんだけど。」
「んっ…ずるい……」
確かに普通より体の火照りが激しいような気がする。こんな胸をいじられただけで感じてしまうのはきっと媚薬のせい…。いっぱいいっぱいになった私の体に更なる刺激が加えられようとするのを察した。
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