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魔界の夜

第7章 逃走


翌日。


私は迷っていた。昨夜の彼は信じられないくらい紳士的で、楽しい時間だった。彼から逃げる理由は全くなくなってしまったのだ。

でも彼とおしゃべりするだけで、この豪華な生活を与えられるという状況も、それはそれでなんとなく嫌だった。人の好意につけんでいる様な感覚になる。

「そうだよね。やっぱりこんな生活送れるの間違ってる。」

私は決心してチュンランの部屋に向かった。
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