第1章 first summer
「へー、天井が落ちてくるなんても災難ねぇ」
「もうそんなとこにいるから悪いのよ!この暑い時期に温室なんて…ってちょっと聞いてる!?」
もぐもぐ。はぐはぐ。むぐむぐ。ごっくん。
「…んう?」←聞いてない
「だめだこりゃ」
口は一生懸命食べてました。
目は美しいお二人を見ていました。
耳は稼働していませんでした。
…等とでもいいたげに頬の横にサンドイッチの食べかすをつけながら首をかしげると一緒にテーブルの2人の女の子。
一人はふわふわしたロングの赤毛に、強気な緑の瞳が印象的なナイスバディ美女、リリー・エバンズ。
もう一人は綺麗にカールがかかった金髪に大きくて蒼い瞳を兼ね備えたアリア・ロバーツ。
うっすらと色が入った唇もあいまって何とも大人っぽい。
「(ふたりとも、いいなぁ…」
「ん?」
「なにが?」
「う、ううん!なんでもないの!!」
『そりゃーなんでもないよねぇ。羨ましいなんて今更過ぎて言えないよねぇ。は身長もないし胸もないし、目力も…ってか前から気になってたんだけど、そんなに前髪長くて前見えてるの?』
グサッ
リドルの発言にちくりとしながらも再びサンドイッチをかじる。
おいしい。
「でー?なんで天井なんて落ちるの?老朽化?」
「まぁこの学校古いけど、さすがに老朽化は…ねぇ?ダンブルドア先生が管理するホグワーツよ?」
「フィルチでもサボったんじゃね?」
「ちょっとアリア。聞こえたら難癖付けられて罰則よ」
「うげ。マグル式の床掃除はもう勘弁よ…」
あれ腰痛いのよねぇ…などとおばあちゃん発言をするアリアを笑うリリー。
和やかな昼食の時間を過ごしつつ、あぁホグワーツにきて本当によかったなぁと思うなのであった。