第7章 【銀魂】土方十四郎
*楓side*
「よし、オレが買ってくるからおめぇはここで待ってろ。」
『はい。わかりました!』
混んでるけど、すぐ帰って来るよね。
久しぶりの土方さんとのデート楽しいな。
はしゃぎすぎて、子供っぽいとかって思われてないかな。
その時突然腕をつかまれた。
振り向くといかにも柄の悪そうな2人組が居た。
『な、なんですか?』
「ねぇちゃん、ちょっと俺たちと遊ぼうぜ。こんな所で1人なんて寂しいだろ。」
「ア、アニキ、この女。新選組の土方と一緒に居やしたぜ。」
「いいじゃねぇか。土方の女を奪い取ろうぜ。」
ぐいっと引っ張られれば必然的に椅子から立ち上がってしまう。
『やめてください。』
抵抗するものの男の人2人あいてには歯が立たない。
出なくても良いから気づいて欲しくて土方さんの携帯にコールだけしておかなきゃ。
「ほら、こっちこいよ。」
人通りが少ない通路まで連れてこられてしまった。